2025/11/13 14:16

柔らかな綿の上に、鮮やかな色彩が躍っている「sobani」やすいともみさんの布もの。


やすいさんは北海道で身近な自然や日々のできごとをモチーフに、デザインからプリント・縫製までをすべてお一人で手掛け、さらに全国各地をパワフルに飛び回り様々なイベントに参加されています。

長野のイベントでやすいさんに初めてお会いしたとき、一番に惹かれたのはその鮮やかな色彩。
無邪気な遊び心と、ふっと見える上品さのバランスに一瞬で引き込まれ、思わずあれこれと聞いてしまいました。
(作品がまるで自画像の様な、明るくてとっても素敵な方でした…!)

やすいさんは「シルクスクリーン」という印刷技法を用いて制作されています。
シルクスクリーンとは、メッシュ状の板に開けた細かな孔を通してインクを刷り込み、紙や布、ガラスにまで印刷ができる技法です。
やすいさんはその中でも、やわらかい色の表現が可能なこと、また普段づかいの出番が多く様々な使い方ができることから、布ものを多く作られているのだそうです。
そんなやすいさんの作品の一番の特徴は、一枚ごとに色を少しずつ変えて刷っていること。
複数のインクを混ざりきらないようにかるく合わせ、版の上に乗せてヘラで伸ばしていくと、まるで一枚の絵を描くようにかすれや濃淡、偶然生まれる色の重なりが現れます。
それを一枚ずつ行うことで、同じものは二度とできない一点ものが生まれます。
それは単に「プリント」と言ってしまうにはもったいないほど、やすいさんにしか出来ない自由でのびやかな色の流れと、子供のころに戻ったような無邪気であたたかな親しみやすさがあります。

lighthouseでは「大判ハンカチ」と「手ぬぐい」の2種類をご用意しています。どちらも薄手で柔らかい綿を使っており、何かを包んだりふきんにしたり、バンダナやスカーフにしたり、暮らしの様々なシーンで使うことができます。
(もちろんお洗濯OK!ハンカチは型崩れしにくく、手ぬぐいはふわっとした仕上がりになります。)

何気ない日々の「そばに」、小さい草花のように自然に寄り添ってくれるやすいさんの作品たち。
皆さんのそれぞれの暮らしにも、明るい光を灯してくれることと思います。


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