2026/01/27 02:13
こんにちは、lighthouseです。

「笠間」とは地名で、茨城県の中央部に位置する町です。
江戸時代中期からやきものの町として栄え、同じく器の産地として有名な栃木県の益子(益子焼)ともほど近い距離(電車で一時間半くらいはかかりますが…笠間で修業をした陶芸家が益子で開窯し、益子焼も発展していったこともあり、絆としても近いのです)。
毎年ゴールデンウイークには、お互いの町で陶器市が開かれ、循環バスも出たりします。

笠間焼の陶器市(陶炎祭)が開かれる「笠間芸術の森公園」。
(写真は2025年のもの)

「祭」と名の付くがごとく、お祭りの様な賑わいと学園祭の様なあたたかさ!
しかし各作家・陶房さんのブースはうつわから花器、オブジェなど本格の作品たちが並びます。色味も作風もバリエーション豊かでとても自由。ユニークな作風も多く見ているだけで楽しいです。
器に関しては、個人的には個性が強すぎるものは少なく、暮らしの中で使いやすく、なじみやすいものを作られている方が多いように感じます。

会場にはためく黄色いハンカチ。

うつわ以外にも、グルメや子供専用のワークショップブースなど、随所に「楽しんでもらう」要素が詰まった陶器市です。

「笠間焼」は、この地域で採れる粘土を使って作られます。
江戸時代の黎明期は、水がめや壺などを作ることから始まり、明治以降はすり鉢や茶壷、土瓶などを経て現在のうつわやインテリア用品も広く作られるようになりました。特に戦後は地場産業の発展として多くの作家を呼び込んだり、「芸術の村」を作る政策も行われ、現在の様な形になったそうです。
そんな歴史もあるためか、その土地の恵みや技法を重んじつつも伝統に縛られず、自由な作風を大切にする。陶器市でも感じますが、それが笠間焼の魅力です。



