2026/02/12 03:10

色味や手ざわりにも味わいがあり、使うごとに風合いも増す作家さんのうつわ。

量産品のうつわより少し扱い方や経年変化がデリケートで、大変に感じてしまうこともあるかも知れません。
でも、どうお付き合いすればいいか「方法」を知っているだけでもよりうつわとの距離が縮まり、安心してお迎えすることができます!

今日は、当店でお取り扱いしている益子焼の作家『ネギシ製陶』さんのうつわを例に『はじめて使う前』のお手入れの仕方についてご紹介します!


1.うつわ(陶器)の特性について

土から作られた陶器は、その特性から水分をとても良く吸います。
(お砂場遊びで、水をかけると面白いくらいにどんどん染み込んでいく様子は経験がありますよね…)
土は粒子が荒く、うつわの形にしてしっかり焼き付けても目に見えない穴がたくさん開いており、そのまま使うと料理の色や香り・油分を吸ってしまい、印象が変わることがあります。

その変化も含めて「うつわを大切に使った証の味わい」でもあるのですが、最初の印象を長く保つためには「目止め」という作業をしておきます。


2.目止めの意味と、その方法

目に見えない穴を塞ぎ、色味のしみ込みを防ぐ「目止め」
これはうつわが届いてから使い始める前の最初の1回行えばOK!

正式な目止めの方法は「お米のとぎ汁や小麦粉を溶かした水をお鍋で煮沸して、その中にうつわを入れて煮る」→これでお米のデンプンの膜を張る。
というものですが、なかなか手間もかかります。
(大きな7寸皿ともなれば、すっぽり入るお鍋もなかなかない…)

なので、ネギシ製陶さんのうつわに関しては「一番最初に使う前に、何時間かお水に浸けて置く」ことを作家の根岸さんもおすすめされています。
これだけでも食材の色味の侵入を抑え、使い初めの印象が長持ちします。
写真ではお水を張ったボウルの中にうつわを浸けましたが、直接うつわにお水を溜めてもOK。

お水が貫入(釉薬のガラス質にできるひびのような模様)に行きわたっています。
この筋にしみができてしまうことも多いため、ぜひこの一手間をやってみてください。

より用心のためには、毎回使い初めにお水に浸す方法もありますがそれも大変すぎるので、基本ご購入後の1回と覚えておいて、うつわの様子を見ながら追加でやってみるか決めてもらうのが良いと思います。


3.洗うときは

うつわを使い終わった後は、中性洗剤で洗い、良く乾かしてからしまうことでカビなどを防げます。
ネギシ製陶さんのうつわは「食洗器OK」とされています。
食洗機に入れる際には、他のうつわとぶつからないようにお気をつけください。

ただ、店主個人としての経験上、フォークやスプーンでついたごく微細な傷から汚れが染み込み、それが食洗機の熱で乾燥・焼き付いてしまうことが(作家さんではなく量産品のうつわでのことでしたが)稀にありました。

そのため、個人的には手洗いを推奨していますが、暮らし方にあわせて様子を見ながら使ってみてください。


次回は、使っていくうちに付いた汚れや染みを取るためのおすすめ方法をご紹介します!
https://lighthouse12.theshop.jp/blog/2026/02/19/170718

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