2025/03/04 17:11

ご好評いただいております(ありがとうございます!)🎉
宮島工芸製作所さんの道具の素材は主に広島県産のヤマザクラ。
コーティングがかかっていない『無塗装』の品物なので、
「使うのが難しい?」「メンテナンスは必要?」とのお問い合わせをいただきました。
なので今回は『木製キッチンツールの使いかたとお手入れ』をテーマに、
『宮島工芸製作所』さんのキッチンツールをより長く楽しめる「日々の使い方」と、
深く楽しめる「オイルメンテナンス」の方法を、2回に分けてお伝えしたいと思います!
お伝えするのは『木製・無塗装』の製品についての使い方になります。
(ウレタンやミツロウ仕上げ等の素材の使い方とは異なる部分があります。)
あまりあれもこれもとお伝えして難しくなるのではなく、これを知っておけば!という点のみご紹介
したいと思います👍(つい話をひろげすぎてしまう性格なのですが…)
忙しい時や、家事に時間や気持ちを割けない時も、ストレスなくいい気分でお使いいただける
きっかけになると嬉しいです。
1.『宮島工芸製作所』の製品の特徴をおさらい
これを知っておくとお手入れがより分かりやすくラクになる、製品の特徴をお伝えします。
【宮島工芸製作所・キッチンツールの特徴】
・主に広島県産のヤマザクラを使用。硬いので反り・曲がりに強く耐水性もある。
・無塗装(色移りなどを防ぐコーティングをしていない)ので木の質感をより手に感じられ、
調理でコーティングがはがれるなどの心配がない。その分、色味に経年変化が生まれやすい。
・杓子(しゃもじ)の場合は、使う前に水で濡らしかるく拭いてからごはんをよそうとごはん粒が付きにくい。
・状況、お好みによってオイルメンテナンスができる(使い初めに塗っておいてもok!色味は変化します)。
ざっとこんな感じです!
見た目、触った質感の美しさだけでなく、長く心地よく使うことを考えて素材・材料が選ばれているんですね。
2.普段はどう使う?
木のキッチンツールはシリコン製、プラスチック製とどう違うのか。
この2つと比べると手間がかかりそうなイメージですが、「OK」と「NG」を抑えればとても簡単。
「洗い方」「乾かし方」「しまい方」の3つのパターンを「OK」と「NG」に分けてご紹介します。
【洗い方】
OK:スポンジやたわしでやさしく洗います。
中性洗剤は使用してOK。よくすすぎます。
NG:食洗器や、金属たわしなど固い素材で洗ったり、必要以上の洗剤でゴシゴシしない。
キズ、カビの発生を防ぐことができます。
変形、変色の可能性があるので、洗い桶へのつけおきはしない。
【乾かし方】
OK:自然乾燥で乾かします。
(表面をふきんやキッチンペーパーでかるく拭いてから乾かすのも◎)
NG:直射日光や、食洗器の乾燥機能などは使いません。曲がりや破損の原因になります。
【しまい方】
OK:湿気の少ない棚などにしまいます。
湿気のより少ない棚の上の方(床に近いと湿気がたまりやすい)にしまい、時々換気ができたら完璧!
NG:直射日光、空調、火のそばなどは避ける。
食器棚の中ではビニールなどには包まない。
こちらが「毎日の使い方」の方法です。
特別な洗剤を使ったり、特別丁寧な洗い方をしなくちゃ!といったことは無いですので、
洗いが面倒、食洗器に入れられないのは痛い…という方もいると思いますが(店主もその気持ちがあります✋!)、
徐々にすり減ったり、キズが目立ちやすい他の素材のツールと比べ、
木製品は使うごとに味わいが増して「自分なりに使い込んだな~」という気持ちになれるので
ぜひ今の暮らし方に合わせて、その日のペースに合わせて取り入れていただければと思います🌝
次回は「ちょっと特別なお手入れ」、オイルメンテナンスについてお話ししようと思います!
絶対必要?頻度は?具体的にどうするの?など、店主が普段使っている道具を使いながら
メンテナンスの様子をご覧いただきたいと思いますので、ぜひまたこちらをのぞいてみてください!